各種機能
Windows SuperFetch
Windows SuperFetch は Windows Vista の新機能であり、この機能を使用すると、Windows XP ベースのコンピュータよりも高速でアプリケーションやファイルを読み込むことができます。以前のバージョンの Windows では、システムの反応が一定していない場合がありました。コンピュータを起動した後やユーザーの簡易切り替えを実行した後、または昼食の後などに、動作が 遅いと感じた経験があるかもしれません。人間の動きが昼食後に鈍くなるのは炭水化物の摂りすぎなどが原因ですが、コンピュータの動作が遅くなるのは、コン ピュータを頻繁に使用しておらず、ユーザーに及ぶ影響が最小限であるこの時間帯に、バックグラウンド タスク (自動バックアップやウイルス対策ソフトウェアなどのアプリケーション) が実行されていることが原因です。このようなバックグラウンド タスクが、アプリケーションで使用していたシステム メモリの領域を消費する場合があります。PC の使用を再開したとき、メモリへのデータの再読み込みに時間がかかり、そのためにパフォーマンスが低下することがあります。
SuperFetch
は、最も頻繁に使用するアプリケーションを認識して、メモリにあらかじめこれらのアプリケーションを読み込むことにより、システムの応答速度を向上させま
す。SuperFetch
では、最も頻繁に使用するアプリケーションを認識する優先度設定スキーマを使用しています。また、週末に使用するのか平日に使用するのかなど、状況に応じ
て使用するアプリケーションを識別することもできるため、コンピュータを必要な時にいつでも使用できるようにしておくことができます。さらに
Windows Vista では、アプリケーションの優先度をバックグラウンド
タスクよりも高く設定できるため、アイドル状態にしておいた後でもコンピュータの応答速度は変わりません。
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作成者: vistafaq
改訂: 1.0